こんなふうに思ったことはありませんか?
- 部下や上司が思ったように動いてくれないてイライラする
- 家族がお願いしたことをやってくれなくて呆れる
- トラブルばかり起こされて我慢の限界
なんでちゃんとやってくれないんだろう?と怒ったり、呆れたりした経験は誰にでもあると思います。
では、どうすれば人間関係でイライラしたり感情的にならずに過ごせるんでしょうか?
それは他人に期待せずに、自分にできることをすることです。
相手への怒りは、自分が求める理想の行動とのギャップから生まれる
そもそも、なぜ怒るのでしょうか?
なぜなら、相手が自分が求めている行動と、相手の行動にギャップがあるからです。
こうしてほしかった、なんでやってくれないの?と。
つまり、他者への自分の理想と実際の行動のギャップが大きければ大きいほど、失望や怒りなどの感情も大きくなります。例えば
- 家でゴミをゴミ捨て箱に入れてくれない→ゴミを捨てるのは当たり前だ
- 部下が仕事をしてくれない→依頼された仕事をこなすのは当然
のように自分では当然のように思っていても、現実ではやってくれない人もいます。
感情的になっても状況は変わらない
このような行動ギャップに対して毎回怒ったり、悲しんだりしても状況は代わりません。
むしろ相手との関係性が悪くなって状況が悪くなることさえあります。であるならば、感情的になっても損するだけということですね。
できることは、自分の考えていること・事実を伝えるだけ
しかしながら、実際にはプライベートで仕事で他人と関わってなくてはいけません。
自分には何ができるのでしょうか。それは「自分の考えていること・事実」だけを伝えます。
例えば
- 部下が依頼した仕事をしてくれない
- 自分の思っていること:依頼した仕事が終わらないと困る
- 事実:次の工程に進めない
- ゴミを捨てない
- 自分の思っていること:部屋が汚れるのでゴミを捨てて欲しい
- 事実:ティッシュなどのゴミが散乱している、食べかすもあるので虫が発生する可能性がある
など感情ではなく、考えやその行動に伴う事実やメリット・デメリットを伝えます。
そうすれば感情とは別に思考を切り替えられます。
最悪の状況を想定する
感情的になっても、意味がない。そう言われてもカッとなってしまう人には、最初から「最悪の状況を想定」することをおすすめします。
- ゴミを捨てて欲しい→何回行っても捨てないかも
- 部下に仕事を依頼した→納期までにやらない可能性がある
最初から想定しておけば、驚くこともなく対処できる問題になります。驚きも悲しみも怒りもありません。このへんはプロジェクトマネジメントに通づるかもしれません。
相手に変化を求めることの虚しさ
結局、相手を変えよう!なんてのはおこがましいのかもしれません。
その人が生まれ持った気質や今までの環境は、自分と異なるのですから。
ならば最初から相手に変化を求めるのではなく、自分を変える行動に注力したほうが良いですね。
結局変えられるのは自分だけ
いつも変えられるのは自分だけです。
相手にどんなことを言っても、行動を考えを変えるのは相手の自由です。自分の問題ではありません。
ならば周りを変えるために自分を変えるしかないです。